デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

技能試験公表問題No.1の複線図

今回は公表問題No.1を例題に、単線図を複線図にしてみます。その際の約束事については、複線図を描くための3つの基本 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室を参照して下さい。 では、公表問題No.1を見てみましょう。 公表問題No.1 電源ケーブルがVVF2…

暑い日が続きますが

今回は、電気工事士のお話から少し(だいぶん)離れて、熱中症対策グッズについてデンキペンギンが使ったことのある物を紹介したいと思います。 デンキペンギンは、ホワイトカラーとブルーカラーの中間的な職種についているので、デスクワークと現場仕事を交互…

複線図を描くための3つの基本

第二種電気工事士のでは、筆記には単線図を複線図に書き換えて解く問題が、実技試験は単線図を複線図に書き換えて回路を作ることになります。実技試験については、問題が事前に公表されており、また、13題しかないので極端なことを言ってしまえば複線図を覚…

実技試験の便利工具その4

実技試験は制限時間40分です。この時間内に完成させなければならないのは当然ですが、いかにして時間を短縮するかがポイントになります。 本試験前に何度も練習できれば、公表問題13題全ての施工手順などを覚えることも可能かと思いますが、実際には経済的、…

配線用遮断器の遮断時間は、2倍かそうでないか

建物の電気回路を守っているのが配線用遮断器、いわゆるブレーカーです。大抵のご家庭は、キッチンで炊飯器と電子レンジを同時に使用したら落ちるのではないでしょうか?デンキペンギンの家は落ちます。 このとき、ちょっと冷静に考えてみて下さい。炊飯器と…

発熱する機器はゴムコード

家電製品と電源コンセントを繋ぐのには、コードを使います。第二種電気工事士の筆記試験では大きく分けると2種類のコードが出題されますが、それぞれで使用できる機器が違います。では、それぞれの名前と、使えるものを簡単に紹介します。

電線同士の接続は抵抗を増やさないこと

電気工事をしていれば、必ず電線同士を接続する必要があります。第二種電気工事士の筆記試験では、4つの事柄を覚えておけば必ず正解できます。その4つ全てにおいて、電気的に関連付けられたものなのでとても覚えやすいと思います。 では、その4つを解説しま…

竣工検査は4種類

電気工作物が完成したら、必ず行われるのが「竣工検査」です。これが行われないと、電気は使用できません。当然と言えば当然です。 では、竣工検査はどういった内容のことをやるのか、試験対策程度ですが解説をします。

湿気と水気、コンクリートは大敵

漏電による感電や火災を防ぐために、接地は必ず必要になります。ちなみに、条件が揃えば人間は42Vで死んでしまいます。家の電圧は100V、場合によっては200Vの部分もあるため、感電すると当然命の危険があります。 第二種電気工事士で出題されるのは、4種類あ…

引込線の取り付け位置の出題パターンは1つのみ

電柱から架空引込線を使って建物の引込線取り付け点に接続し、電気を供給します。当然、その取り付け点については規制があります。しかし、この引込線取り付け点(受電点)に関する問題は、過去の出題傾向を見てもほぼワンパターンです。 では、そのワンパター…

交流の方が小さい

電気では、低圧と高圧、特別高圧があります。この中で、第二種電気工事士の筆記試験でよく出題されるのは低圧の区分です。低圧は、

実技試験の便利工具?その3

第二種電気工事士の実技試験では、電動工具以外であれば色々持ち込むことが可能です。そこで、地味に便利なのがペン類です。 複線図を書くのにも、提出時の名札に名前を書くのにもペンが必要です。また、具体的に以下のような時にも便利です。

リングスリーブの刻印

第二種電気工事士の筆記でも実技でも出てくるのが、リングスリーブの大きさと刻印問題です。筆記では配線図問題、実技では必ずリングスリーブの施工があります。筆記で間違えるのは、極端な話をしてしまえばセーフですが、実技では失敗は許されません。失敗…

実技試験にお勧めなペンチ

実技試験で必須の工具に、ペンチがあります。ケーブルの切断や曲げ加工、被覆剥がしにも使える便利なやつですが、どのペンチを選んだら良いか分からない方もおられるかもしれません。そこで、デンキペンギンが勝手に選ぶ、実技試験で役に立つペンチを紹介し…

電線管記号も関連付で覚えよう

電線の記号の覚え方については、以前 電線の記号は関連付で覚えよう - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室 で紹介した通りですが、電線やケーブルを入れる電線管類(配管)についても、同様の覚え方をした方が良いかと思います。 第二種電気工事士試験…

実技試験の便利工具その2

今回紹介するのは、必須工具であるリングスリーブ用圧着ペンチです。黄色いグリップのアレです。 ちなみに、筆記試験でも写真問題(鑑別問題)で出題されるので、 リングスリーブ用=黄色グリップ としっかり覚えておいて下さい。

電線の記号は関連付で覚えよう

電気工事士の試験では、電線やケーブルの名称とその記号を覚えていないと解けない問題があります。現場で実際に作業の補助をやっておられる方や、販売などに携わっている方であれば簡単かと思いますが、初めて電気工事士の勉強をされている方にはちょっと覚…

実技試験の便利工具その1

実技試験には自分の工具を持っていかなければなりません。その工具は、電動工具(インパクトドライバーなど)以外であれば特に制限はありません。だからと言って、何でもかんでも持ち込めば良いという訳ではありません。 なので、実技試験に必要な工具とあると…

LED照明の意外な事実

照明器具について、実は意外な事実があったりします。とりあえず、第二種電気工事士筆記試験でよく出題される照明器具をあげます。 LED電球:省エネの代名詞。長寿命で消費電力が少ない。 蛍光灯:白熱灯に比べ、発光効率が良い。 白熱電灯:フィラメントが…

万が一を想定しておく

実技試験は自分の工具を持ち込んで行います。そこで問題になるのが、どういった工具を買うかです。 今後仕事で必要な方なら、多少高くても品質の高い工具を購入されると思います。しかし、資格さえ取れたらいいよ、という方もおられると思います。必要な工具…

三相誘導電動機の問題は覚えるだけ

三相誘導電動機(モーターの親玉)の問題もよく出題されますが、この問題はいたって簡単です。計算問題も出題されますが、公式さえ覚えていれば簡単に解けます。その覚えておいて欲しい公式が次のやつです。 同期速度(回転速度)

インピーダンスの計算は、2種類だけ覚えれば楽勝

第二種電気工事士の筆記試験は、電卓の持ち込みが不可能です。なので、全て手計算をする必要がありますが、ほとんどの計算問題が暗算でできたり、切りの良い数値になっています。これは、インピーダンスの計算も同様です。 インピーダンスとは、とても簡単に…

全ての場所で施工できる工事は4つだけ

低圧屋内配線の施設場所は、大きく分けて次の3つです。 展開した場所:無条件で配線が見える場所 点検できる隠蔽場所:点検口などがあり、そこから配線をいじったりできる場所 点検できない隠蔽場所:それを壊さないと配線が見れない場所 で、これらの場所に…

単線図から複線図にするときの約束事

筆記試験の配線図問題や実技試験では、単線図から複線図に書き換える必要が出てきます。実技試験に関しては、書き換えなくてもできるという方もおられると思いますが、合格を確実にするためにも書き換えをすることをお勧めします。 では、この書き換えをする…

ケーブルの切り寸法と剥く長さの関係

初めての方が実技試験の練習で結構迷うのが、ケーブルの切り寸法と被覆を剥く長さでは無いかと思います。長さが足りなかったら欠陥、被覆を剥かなすぎても欠陥などなど。 今回は、切り寸法と被覆を剥く長さの目安をまとめます。 なお、ほぼ同じ内容を次の動…

一般用電気工作物と発電設備の条件

第二種電気工事士資格で工事ができるのは、一般用電気工作物になります。これは、低圧受電(600V以下で受電)設備であり、一般家庭の大半がこれに当たります。最近では、太陽光発電をしている家庭も多いかと思いますが、これについても、小出力発電設備であれ…

許容温度はCVを選んでおけば大体OK

絶縁電線とケーブルの許容温度を答える問題が、時々出題されます。この問題は暗記問題なので覚えるしかありませんが、押さえておくポイントはあります。 この手の問題は、大体CVケーブルを選んでおけば高い確率で正解です。では、主な絶縁電線とケーブルの許…

何故かよく出る水の温度上昇

電気工事士の試験なのに、何故か水の温度上昇に必要な電力量を求める問題がよく出題されます。最近、電気温水器が多いからでしょうか?直近では、令和元年度(2019年度)上期の問3で出題されています。 「電熱器により、60kgの水の温度を20K上昇させるのに必要…

実技試験の会場について

皆さんもご存知の通り、電気工事士試験には実技試験があります。会場については、地方自治体の研修施設っぽい物から、催事場、大学、専門学校などなど様々です。しかし、どの会場についても言えることが、

電力損失と電力は計算が一緒

電力関係の問題で、時々出題されるのが 「図のような三相3線式回路で、電線1線当たりの抵抗値が0.15Ω、線電流が10Aの時、この電線路の電力損失[W]は。」 回路図 電力損失って何?ってなるかもしれませんが、電力のことです。なの