デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

電気工事士実技対策

回路の力率計算は抵抗のみ

以前(デルタ結線の問題:2019年度上期問5 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)、コイルは電力を消費しないと解説しましたが、実を言うと力率計算でもコイルは使われることはありません。実際は、コイルは電流の位相を90°遅らせるわけですが、第二種…

技能試験公表問題No.13の複線図

長かった(?)公表問題の複線図解説も今回でラストのNo.13です。この問題は特に新しい要素があるわけではなく、どちらかと言うとNo.3(技能試験公表問題No.3の複線図 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)の派生系と言う感じだと思います。No.3のタイ…

技能試験公表問題No.12の複線図

今回は技能試験公表問題No.12の解説をします。この問題は、全13題中唯一PF管が出題される問題です。 公表問題No.12 PF管がある以外はとてもオーソドックスな回路となっていますので、油断しなければ大丈夫です。では、解説に入ります。

技能試験公表問題No.11の複線図

今回は、公表問題13題中唯一のねじなし金属管(E19)を使用する公表問題No.11を解説します。と言っても、単線図を複線図にする時には特に関係ありませんが…。 公表問題No.11 この回路については、金属管工事をする以外は特に新しいことはありません。しかし、…

技能試験公表問題No.10の複線図

今回は公表問題No.10を解説します。この問題は、作業量としては最小なのでとても簡単に見えますが、パイロットランプ(PL)がついています。今回はNo.2(技能試験公表問題No.2の複線図 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)の常時点灯と違って「同時点…

技能試験公表問題No.9の複線図

今回は公表問題No.9の複線図を解説します。…気がつけばもうNo.9です。これを入れてあと5題です。 公表問題No.9 この問題は、接地極付接地端子付コンセント(EET)がついているのが特徴です。ただ、これ他ついているからと言って何か特別なことをするわけではな…

技能試験公表問題No.8の複線図

今回は、個人的に一番面倒臭い公表問題No.8です。何が面倒かと言うと、アウトレットボックスのを使う上にその中の接続がゴチャゴチャになりがちです。ゴムブッシングにケーブルを3本通す箇所もあり、その箇所のゴムブッシングがよく外れる…と練習中のいい思…

技能試験公表問題No.7の複線図

今回は公表問題No.7です。この問題は、技能試験で唯一4路スイッチが出題される問題です。ただ、回路的には難しくありませんので、基本さえしっかり押さえていれば大丈夫です。 公表問題No.7 4路スイッチは必ず3路スイッチとセットで使われます。なので、「技…

技能試験公表問題No.6の複線図

技能試験公表問題No.6は3路スイッチが登場します。3路スイッチが出題されるのは、この問題と次の公表問題No.7のみです。なお、No.7は4路スイッチとセットになった回路です。では、No.6を見てみましょう。 公表問題No.6 輪作りについては、今まであったランプ…

技能試験公表問題No.5の複線図

今回は公表問題のNo.5です。 公表問題No.5 この問題も、100V用の配線用遮断器と200V用の漏電遮断器に分かれています。ただし、本試験ではNo.4同様に端子台を代替えで使用します。また、200V側回路において20A250V用の接地極付きコンセントが登場しますが、接…

3路スイッチと4路スイッチ

前回までに(技能試験公表問題No.4の複線図 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)技能試験の公表問題No.4まで解説しました。今回はNo.5を解説しようかと思ったのですが、そろそろ難敵である3路スイッチ(No.6)と4路スイッチ(No.7)が登場します。技能試…

技能試験公表問題No.4の複線図

今回は技能試験公表問題No.4の複線図を解説します。この問題は、配線用遮断器(B)と漏電遮断器(BE)がありますが、本試験では5端子の端子台で代用されます。また、漏電遮断器側に接続されているランプレセプタクルは電源表示灯なので、常時点灯となります。 公…

技能試験公表問題No.3の複線図

今回は、公表問題No.3の複線図を解説したいと思います。 公表問題No.3 この回路は簡単ですが、「タイムスイッチ」が入っているのが特徴です。技能試験では、本物のタイムスイッチはコストが掛かるからだと思いますが使われません。その代わり、端子台を使い…

技能試験公表問題No.2の複線図

今日は技能試験公表問題No.2の複線図を、デンキペンギンなりに解説します。 公表問題No.2 今回は、パイロットランプが入ります。問題中に特記事項として、パイロットランプは「常時点灯」となっていますが、これの接続方法が何パターンかあります。今回は、…

技能試験公表問題No.1の複線図

今回は公表問題No.1を例題に、単線図を複線図にしてみます。その際の約束事については、複線図を描くための3つの基本 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室を参照して下さい。 では、公表問題No.1を見てみましょう。 公表問題No.1 電源ケーブルがVVF2…

複線図を描くための3つの基本

第二種電気工事士のでは、筆記には単線図を複線図に書き換えて解く問題が、実技試験は単線図を複線図に書き換えて回路を作ることになります。実技試験については、問題が事前に公表されており、また、13題しかないので極端なことを言ってしまえば複線図を覚…

実技試験の便利工具その4

実技試験は制限時間40分です。この時間内に完成させなければならないのは当然ですが、いかにして時間を短縮するかがポイントになります。 本試験前に何度も練習できれば、公表問題13題全ての施工手順などを覚えることも可能かと思いますが、実際には経済的、…

実技試験の便利工具?その3

第二種電気工事士の実技試験では、電動工具以外であれば色々持ち込むことが可能です。そこで、地味に便利なのがペン類です。 複線図を書くのにも、提出時の名札に名前を書くのにもペンが必要です。また、具体的に以下のような時にも便利です。

リングスリーブの刻印

第二種電気工事士の筆記でも実技でも出てくるのが、リングスリーブの大きさと刻印問題です。筆記では配線図問題、実技では必ずリングスリーブの施工があります。筆記で間違えるのは、極端な話をしてしまえばセーフですが、実技では失敗は許されません。失敗…

実技試験にお勧めなペンチ

実技試験で必須の工具に、ペンチがあります。ケーブルの切断や曲げ加工、被覆剥がしにも使える便利なやつですが、どのペンチを選んだら良いか分からない方もおられるかもしれません。そこで、デンキペンギンが勝手に選ぶ、実技試験で役に立つペンチを紹介し…

実技試験の便利工具その2

今回紹介するのは、必須工具であるリングスリーブ用圧着ペンチです。黄色いグリップのアレです。 ちなみに、筆記試験でも写真問題(鑑別問題)で出題されるので、 リングスリーブ用=黄色グリップ としっかり覚えておいて下さい。

実技試験の便利工具その1

実技試験には自分の工具を持っていかなければなりません。その工具は、電動工具(インパクトドライバーなど)以外であれば特に制限はありません。だからと言って、何でもかんでも持ち込めば良いという訳ではありません。 なので、実技試験に必要な工具とあると…

単線図から複線図にするときの約束事

筆記試験の配線図問題や実技試験では、単線図から複線図に書き換える必要が出てきます。実技試験に関しては、書き換えなくてもできるという方もおられると思いますが、合格を確実にするためにも書き換えをすることをお勧めします。 では、この書き換えをする…

ケーブルの切り寸法と剥く長さの関係

初めての方が実技試験の練習で結構迷うのが、ケーブルの切り寸法と被覆を剥く長さでは無いかと思います。長さが足りなかったら欠陥、被覆を剥かなすぎても欠陥などなど。 今回は、切り寸法と被覆を剥く長さの目安をまとめます。 なお、ほぼ同じ内容を次の動…

実技試験の会場について

皆さんもご存知の通り、電気工事士試験には実技試験があります。会場については、地方自治体の研修施設っぽい物から、催事場、大学、専門学校などなど様々です。しかし、どの会場についても言えることが、