電気工作物が完成したら、必ず行われるのが「竣工検査」です。これが行われないと、電気は使用できません。当然と言えば当然です。
では、竣工検査はどういった内容のことをやるのか、試験対策程度ですが解説をします。
竣工検査は、次の4つの検査を行います。
- 目視検査
- 絶縁抵抗測定
- 接地抵抗測定
- 導通試験
目視点検
実際に目で見て触って法律に沿って適切に工事されているか、確認する点検です。
絶縁抵抗測定
絶縁抵抗計(メガー)を用いて、機器や配線の絶縁抵抗を測定します。ちなみに、この絶縁抵抗計は写真問題でも出題されますが、目印は「MΩ」です。これが書いてある奴が絶縁抵抗計です。
接地抵抗測定
接地抵抗計を用いて接地抵抗を測定します。この接地抵抗計も写真問題で出題されますが、2本の杭みたいなやつと3色のケーブルが目印です。
導通試験
回路計(テスター)などを用いて、断線や誤配線、未接続などを調べます。回路計も写真問題で出題されますが、目印は赤と黒の棒です。
ちなみに、今回出てきた各計測機器については、写真問題で出題された場合はなぜかアナログ式です。多分、デジタル式もあると思います(テスターは有ります)が、アナログ式です。馴染み深いからでしょうかねぇ…。
竣工検査については、今回紹介した4つ以外は出題されませんので、しっかりと覚えて下さい。