筆記試験の配線図問題や実技試験では、単線図から複線図に書き換える必要が出てきます。実技試験に関しては、書き換えなくてもできるという方もおられると思いますが、合格を確実にするためにも書き換えをすることをお勧めします。
では、この書き換えをするときの約束事をまとめます。
まず、全ての接続点は、必ずアウトレットボックス・プルボックス・VVF用ジョイントボックスの中に設けるです。
当然のことのようですが、意外とを忘れている事がありますので注意して下さい。
次に、電源からの白線(接地線)は、スイッチ以外全ての機器に接続されます。これも意外と忘れがちなので、気を付けて下さい。
また、電線の数は必要最小限である必要があります。電気工事士法か何かで決められていたと思いますが、要は経費節減です。このことに関連して、三路スイッチの0番は、電源に近い方が電源に、器具に近い方が器具に接続するようになります。ここが一番難しいところですので、過去問をたくさん解いて感覚を身につけて下さい。
そして、電源からの黒線(非接地線)ですが、これはコンセントとスイッチに接続します。
最後に、スイッチから各器具へ接続します。後はゴニョゴニョして完了です。
実際の書き換えについては、いつか動画で説明できたらいいなぁ、と思っています。