デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

電工対策

地中電線路の施設について【直接埋設式】

第二種電気工事士の学科試験では、時々ですが地中電線路の施設について出題されることがあります。今回は、学科試験で出題される直接埋設方式について解説していきます。

接地工事

第二種電気工事士筆記試験で毎回の如く出題される接地工事ですが、問題のバリエーション自体は意外と少ないです。 おそらく、第二種電気工事士の作業範囲で行う接地工事が、C種及びD種の2種類に限られるからではないかと思われます。 今回は、この2つの接地…

ところで、電気工作物ってなんだろう?

電気工事士試験でよく出てくる言葉として、電気工作物があります。第二種電気工事士試験では、自家用電気工作物と一般用電気工作物の2種類が出てきます。ご存知の通りですが、第二種電気工事士はこの内の一般用電気工作物のみ工事ができます。 ちなみに、第…

久しぶりの動画公開

ご無沙汰しています。 今更ですが、絶縁抵抗値と接地抵抗値の覚え方(デンキペンギンVer)を公開しました。 やっつけ仕事ですが、追い込みの参考にしていただければ幸いです。 youtu.be

意外と少ない?!漏電遮断機の省略条件

漏電したときに、我々を感電から守ってくれる漏電遮断機ですが、ある条件のもとでは省略することができます。今回は、第二種電気工事士筆記試験でよく出題される省略条件を説明します。 同様の内容を、以下の動画にもまとめていますので、よかったら参考にし…

意外と出題される?!電流計と電圧計、電力計の接続方法

第二種電気工事士筆記試験には、結構な頻度で電流計と電圧計、電力計の接続方法を当問題が出題されています。パターンとしては一つしか今のところ確認していませんが、意外とこの問題に引っかかる方も多いように聞いています。 今回は、この3つの計測機器の…

安全なものを使おう!電気用品安全法

第二種電気工事士筆記試験では、電気用品に関する法律である、電気用品安全法が出題されます。この法律を知っていないと、使ってはいけない電気用品を建物などに使ってしまう恐れがあり、電気による災害を起こしてしまいます。 第二種電気工事士筆記試験では…

電気工事士法について その2

だいぶん前の記事で、電気工事士法について触れていましたが、今回はそれの続きです。どんだけ開いてんだ…。 denkipenguin.hateblo.jp 前回は免状の種類と免状の携帯義務でしたが、今回は工事や使用機器についてです。 まず、電気工事作業に従事する場合は、…

絶縁抵抗値は受電点を見に行く

第二種電気工事士筆記試験では、絶縁抵抗値を答えさせる問題が数パターンあります。 具体的には、一般問題(問1〜30)で出題されるもの(電路の対地電圧と絶縁抵抗値、絶縁抵抗の測定方法)と、配線図問題(問31〜50)で出題されるもの(電路の絶縁抵抗値)がありま…

新しくなった写真

第二種電気工事士筆記試験において、鑑別(写真)問題は得点源になる事間違いなしです。 その写真が近年、新しいものに変更されているようです。今まで通りの写真で出題される可能性もまだ否定出来ないので、両方を覚える必要があると思いますが、根本的なもの…

令和4年度第二種電気工事士公表問題

本日、令和4年度第二種電気工事士技能試験の公表問題が公開されました。 当方も確認しましたが、令和3年度と同じでした。ただ、施工条件が公表されているわけではないので、もしかしたらそこが変更になるかもしれません。また、ボンド線の施工について筆記試…

ボンド線復活の予兆か?

2021年度上期午前の試験で、ボンド線の接続方法が出題されました。ボンド線とは、金属管とボックスを電気的に接続し、漏電による感電を防ぐために施工するものです。 2021年度上期午前問21 今回の問題は、正しいものを選ぶわけですので、当然未接続の「ニ」…

色々と考察

一年近く更新していませんでしたが、生きています。 本業が忙しい+ネタが尽きかけていた+電験三種(第三種電気主任技術者試験)挑戦計画でついつい… これからは第二種電気工事士だけでなく、電験三種についても忘備録を兼ねてぼちぼち投稿したいと思っていま…

電流の収支は常に±0

キルヒホッフの第1法則とは、別名電流則と呼ばれるものです。この内容は、「任意の点に対して、流入する電流の総和と流出する電流の総和は等しい」と言うものです。第二種電気工事士の筆記試験では、この法則の定義を覚えておく必要はないかと思いますが、よ…

コンセント記号の原則

配線図記号は、筆記試験の後半にある図面問題や、実技試験の単線図で使われるだけではありません。実際には、筆記試験の前半部分(1〜30)でも地味に出てきます。そこで、今回は配線図記号の原則について解説をしたいと思います。

写真(鑑別?)問題の攻略法その3

第二種電気工事士の筆記試験では、必ず写真を使った鑑別問題があります。特に問1から問30までに出題されるものは、そもそも写真に答えが書いてあったり(参照:写真(鑑別?)問題の攻略法その2 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)、形状が特徴的だっ…

写真(鑑別?)問題の攻略法その2

以前(写真(鑑別?)問題の攻略法 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)、で写真問題は特徴を覚えましょうという話をしました。 今回は、特徴がはっきりしているものを中心に解説をしたいと思います。

回路の力率計算は抵抗のみ

以前(デルタ結線の問題:2019年度上期問5 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)、コイルは電力を消費しないと解説しましたが、実を言うと力率計算でもコイルは使われることはありません。実際は、コイルは電流の位相を90°遅らせるわけですが、第二種…

写真(鑑別?)問題の攻略法

第二種電気工事士の筆記試験では、結構な量の写真問題が出題されます。機器や工具、スイッチやコンセントなどなど、おおよそ電気工事に最低限必要だと思われるものを、名前と用途合わせて覚える必要があります。 今回は、この膨大(?)な量がある写真問題の攻…

デルタ結線の問題:2019年度上期問5

今回はデルタ結線の計算問題を解説します。ちなみに、スター結線の計算問題が出題された場合、デルタ結線の計算問題は出題されない傾向にあります。 また、インピーダンスの計算をする場合もありますが、数字の組み合わせは「8」と「6」の組み合わせと、「12…

スター結線の問題:2019年度下期問5

前回(三相回路:デルタ結線の計算 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)、前々回(三相回路:スター結線の計算 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)と三相回路の電圧と電流について解説をしましたが、今回は具体的な問題の解き方を解説しま…

三相回路:デルタ結線の計算

三相交流回路のもう一つ、デルタ結線の計算について解説をします。デルタ結線とは、三角形に接続している回路のことです。計算自体はスター結線(三相回路:スター結線の計算 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)と比べてあまり違いませんが、混同し…

三相回路:スター結線の計算

三相回路の結線方式(接続方式?)には、スター結線とデルタ結線があります。第二種電気工事士試験ではどちらとも計算問題で出題されますが、複素数やベクトルを用いて計算するような複雑なものは出題されません。出題される内容としては、 線間電圧及び相電圧…

電気工事士でなくてもできる作業6選

第二種電気工事士は、一般用電気工作物の工事が可能になる資格です。しかし、建物を建てるときに行う電気工事の中には、軽微な作業として電気工事士資格がなくてもできる作業があります。正確にはその作業は電気工事ではないような気がしますが、よく出題さ…

力率を改善すると電流は減る

以前、「位相がズレると効率が悪い - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室」で位相がズレると力率(効率)が悪くなる的なことを解説しました。今回はその理由について、少しだけ詳しく解説をします。 位相やらベクトルやらが出てきますが、難しい事はあ…

直接埋設は2パターン

電線を地面に埋めて配線をすることを地中埋設配線といいますが、この場合はケーブルのみ使用できます。地中埋設には「直接埋設」「暗きょ式」「管路式」がありますが、第二種電気工事士で出題されるのは直接埋設です。他の2方式についてはかなりの大規模工…

配線用遮断器とコンセントの関係

配線用遮断器(ブレーカー)には、必ず定格電流があります。第二種電気工事士筆記試験でよく出題される定格電流は、20Aと30Aです。 また、コンセントについては100V15Aまたは20A、200V15Aまたは20Aです。 そして、よく出題される形式が、配線用遮断器とコンセ…

位相がズレると効率が悪い

電気の交流では、位相というものを考えなければいけません。位相をすごく簡単にいうと、基準に対してどれだけズレているか、と言えます。このズレが大きければ大きいほど、回路全体の効率が悪いということになります。ちなみに、電気の世界では効率のことを…

技能試験公表問題No.13の複線図

長かった(?)公表問題の複線図解説も今回でラストのNo.13です。この問題は特に新しい要素があるわけではなく、どちらかと言うとNo.3(技能試験公表問題No.3の複線図 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)の派生系と言う感じだと思います。No.3のタイ…

技能試験公表問題No.12の複線図

今回は技能試験公表問題No.12の解説をします。この問題は、全13題中唯一PF管が出題される問題です。 公表問題No.12 PF管がある以外はとてもオーソドックスな回路となっていますので、油断しなければ大丈夫です。では、解説に入ります。