デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

許容温度はCVを選んでおけば大体OK

絶縁電線とケーブルの許容温度を答える問題が、時々出題されます。この問題は暗記問題なので覚えるしかありませんが、押さえておくポイントはあります。

この手の問題は、大体CVケーブルを選んでおけば高い確率で正解です。では、主な絶縁電線とケーブルの許容温度についてまとめます。

絶縁電線

600Vビニル絶縁電線(記号:IV):60℃

600V二種ビニル絶縁電線(記号:HIV):75℃

600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線(記号:EM-IE):75℃

600V耐燃性架橋(かきょう)ポリエチレン絶縁電線(記号:EM-IC):90℃

 

ケーブル

600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(記号:VVF):60℃

600V耐燃性架橋ポリエチレンビニルシースケーブル(記号:CV):90℃

 

この中で、架橋がついているものだけ90℃であり、それ以外は90℃未満です。なので、許容温度で一番高いものを選ぶ問題であれば、上記の中で一番高い架橋の付いたものを選んで置けばとりあえず大丈夫と言えます。ただし、選択肢の中に「MIケーブル」があった場合は、このMIケーブルが最高値になりますので、気を付けて下さい。ただ、最近MIケーブルが出たことは無い気がしますが…。

ちなみに、CVケーブルの正式名称である「600V耐燃性架橋ポリエチレンビニルシースケーブル」は長くて覚えにくい…と思っている方、実は当方もそう思っていました。そこで、こういう関連付けで覚えた、というより誤魔化しました。それは、

Cはカ行の発音になるので、CVの「C」は架橋の「か」である

と覚えました。

大丈夫です。本試験は4択問題なのでこの程度の覚え方でも十分解けます

あと、これとはあまり関係ありませんが、コードについて少しまとめます。よく出題されるコードは

  • ビニルコード
  • ゴムコード
  • 袋打コード

などです。この中で、ビニルコードは発熱する機器では使用できません。発熱する物の代表例は「電気コタツ」「コンロ」「トースター」などです。まあ、ビニルコードの名前が出てきて、選択肢に発熱する奴が3つあれば、それ以外の1つを選べば正解ですが…。

 

覚える方法は人それぞれではありますが、一つの参考にしていただければ幸いです。