デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

実技試験の便利工具?その3

第二種電気工事士の実技試験では、電動工具以外であれば色々持ち込むことが可能です。そこで、地味に便利なのがペン類です。 複線図を書くのにも、提出時の名札に名前を書くのにもペンが必要です。また、具体的に以下のような時にも便利です。

リングスリーブの刻印

第二種電気工事士の筆記でも実技でも出てくるのが、リングスリーブの大きさと刻印問題です。筆記では配線図問題、実技では必ずリングスリーブの施工があります。筆記で間違えるのは、極端な話をしてしまえばセーフですが、実技では失敗は許されません。失敗…

実技試験にお勧めなペンチ

実技試験で必須の工具に、ペンチがあります。ケーブルの切断や曲げ加工、被覆剥がしにも使える便利なやつですが、どのペンチを選んだら良いか分からない方もおられるかもしれません。そこで、デンキペンギンが勝手に選ぶ、実技試験で役に立つペンチを紹介し…

電線管記号も関連付で覚えよう

電線の記号の覚え方については、以前 電線の記号は関連付で覚えよう - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室 で紹介した通りですが、電線やケーブルを入れる電線管類(配管)についても、同様の覚え方をした方が良いかと思います。 第二種電気工事士試験…

実技試験の便利工具その2

今回紹介するのは、必須工具であるリングスリーブ用圧着ペンチです。黄色いグリップのアレです。 ちなみに、筆記試験でも写真問題(鑑別問題)で出題されるので、 リングスリーブ用=黄色グリップ としっかり覚えておいて下さい。

電線の記号は関連付で覚えよう

電気工事士の試験では、電線やケーブルの名称とその記号を覚えていないと解けない問題があります。現場で実際に作業の補助をやっておられる方や、販売などに携わっている方であれば簡単かと思いますが、初めて電気工事士の勉強をされている方にはちょっと覚…

実技試験の便利工具その1

実技試験には自分の工具を持っていかなければなりません。その工具は、電動工具(インパクトドライバーなど)以外であれば特に制限はありません。だからと言って、何でもかんでも持ち込めば良いという訳ではありません。 なので、実技試験に必要な工具とあると…

LED照明の意外な事実

照明器具について、実は意外な事実があったりします。とりあえず、第二種電気工事士筆記試験でよく出題される照明器具をあげます。 LED電球:省エネの代名詞。長寿命で消費電力が少ない。 蛍光灯:白熱灯に比べ、発光効率が良い。 白熱電灯:フィラメントが…

万が一を想定しておく

実技試験は自分の工具を持ち込んで行います。そこで問題になるのが、どういった工具を買うかです。 今後仕事で必要な方なら、多少高くても品質の高い工具を購入されると思います。しかし、資格さえ取れたらいいよ、という方もおられると思います。必要な工具…

三相誘導電動機の問題は覚えるだけ

三相誘導電動機(モーターの親玉)の問題もよく出題されますが、この問題はいたって簡単です。計算問題も出題されますが、公式さえ覚えていれば簡単に解けます。その覚えておいて欲しい公式が次のやつです。 同期速度(回転速度)

インピーダンスの計算は、2種類だけ覚えれば楽勝

第二種電気工事士の筆記試験は、電卓の持ち込みが不可能です。なので、全て手計算をする必要がありますが、ほとんどの計算問題が暗算でできたり、切りの良い数値になっています。これは、インピーダンスの計算も同様です。 インピーダンスとは、とても簡単に…

全ての場所で施工できる工事は4つだけ

低圧屋内配線の施設場所は、大きく分けて次の3つです。 展開した場所:無条件で配線が見える場所 点検できる隠蔽場所:点検口などがあり、そこから配線をいじったりできる場所 点検できない隠蔽場所:それを壊さないと配線が見れない場所 で、これらの場所に…

単線図から複線図にするときの約束事

筆記試験の配線図問題や実技試験では、単線図から複線図に書き換える必要が出てきます。実技試験に関しては、書き換えなくてもできるという方もおられると思いますが、合格を確実にするためにも書き換えをすることをお勧めします。 では、この書き換えをする…

ケーブルの切り寸法と剥く長さの関係

初めての方が実技試験の練習で結構迷うのが、ケーブルの切り寸法と被覆を剥く長さでは無いかと思います。長さが足りなかったら欠陥、被覆を剥かなすぎても欠陥などなど。 今回は、切り寸法と被覆を剥く長さの目安をまとめます。 なお、ほぼ同じ内容を次の動…

一般用電気工作物と発電設備の条件

第二種電気工事士資格で工事ができるのは、一般用電気工作物になります。これは、低圧受電(600V以下で受電)設備であり、一般家庭の大半がこれに当たります。最近では、太陽光発電をしている家庭も多いかと思いますが、これについても、小出力発電設備であれ…

許容温度はCVを選んでおけば大体OK

絶縁電線とケーブルの許容温度を答える問題が、時々出題されます。この問題は暗記問題なので覚えるしかありませんが、押さえておくポイントはあります。 この手の問題は、大体CVケーブルを選んでおけば高い確率で正解です。では、主な絶縁電線とケーブルの許…

何故かよく出る水の温度上昇

電気工事士の試験なのに、何故か水の温度上昇に必要な電力量を求める問題がよく出題されます。最近、電気温水器が多いからでしょうか?直近では、令和元年度(2019年度)上期の問3で出題されています。 「電熱器により、60kgの水の温度を20K上昇させるのに必要…

実技試験の会場について

皆さんもご存知の通り、電気工事士試験には実技試験があります。会場については、地方自治体の研修施設っぽい物から、催事場、大学、専門学校などなど様々です。しかし、どの会場についても言えることが、

電力損失と電力は計算が一緒

電力関係の問題で、時々出題されるのが 「図のような三相3線式回路で、電線1線当たりの抵抗値が0.15Ω、線電流が10Aの時、この電線路の電力損失[W]は。」 回路図 電力損失って何?ってなるかもしれませんが、電力のことです。なの

発熱量の計算

熱量は電力量と同じであると、以前 電力と電力量と熱量の密接な関係 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室 で説明しました。今回は令和元年度(2019年度)下期問3を使って、熱量の計算を解説したいと思います。

電力と電力量と熱量の密接な関係

第二種電気工事士の筆記試験には、電力や電力量(消費電力)、熱量を計算する問題が時々出題されます。場合によっては計算が面倒ではありますが、公式自体は簡単でほかの問題にも応用が利きますので、覚えておいて損はないと思います。 まずは、電力の公式です…

配線図(図面)問題について思うこと

第二種電気工事士筆記試験は、 電気に関する基礎理論 配電理論及び配線設計 電気機器・配線器具並びに電気工事用材用及び工具 電気工事の施工方法 一般用電気工作物の検査方法 一般用電気工作物の保安に関する法令 などを問う「一般問題」と、 配線図 を読み…

抵抗関係の問題攻略法4(正しい式を選ぶ)

第二種電気工事士筆記試験では、正しい(導線)抵抗の公式を選ぶ問題も出題されます。抵抗の公式は、 denkipenguin.hateblo.jp などで何回も登場した、 これが重要です になります。この公式の中で、抵抗の公式を選ぶ問題を解答する上で重要なのは「Dの2乗」で…

電流減少係数を使った問題は、大体で良い

電流減少係数を使った許容電流値を求める問題は、ほぼ毎回、問7か問8で出題されています。2018年度下期の問8は、 「低圧屋内配線工事に使用する600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(銅導体)、導体の直径2.0㎜、3心の許容電流[A]は。ただし、周囲温度は30…

抵抗関係の問題攻略法3(同じものを探せ)

第二種電気工事士の過去問を見ていると、かなりの頻度で「抵抗値が最も近い同材質の銅導線は」と言う問題が出題されています。この問題は、公式などを覚えておく必要がなく、暗記だけでなんとかなる問題です。ここで暗記した内容は、ほぼ毎回出題される問題(…

抵抗関係の問題攻略法2(AはBの何倍か)

第二種電気工事士の過去問を見ていると、一定の頻度で次の問題が出てきます。 「A,B2本の同材質の銅線がある。Aは直径1.6㎜、長さ20m、Bは直径3.2㎜、長さ40mである。Aの抵抗はBの抵抗の何倍か」 これは、平成29年度上期の問3です。この問題の答えは2倍で…

抵抗関係の問題攻略法1(合成抵抗を除く)

第二種電気工事士の過去問を見てみると、結構な頻度で合成抵抗以外の抵抗の問題が出題されます。電線の抵抗値が同じものを選べ、Aの電線はBの電線の何倍の抵抗があるか、電線の抵抗を求める公式はどれか、などの問題です。 今回は、抵抗の公式について解説し…

銅線は太いほど抵抗が小さい

皆さんもご存知だと思いますが、電線に使われる銅にも電気抵抗が存在します。電気抵抗が0Ωの物質は、超電導状態でなければ存在しません(超伝導の条件は物質によって異なりますが、原則絶対零度下では超伝導になります、確か)。 この時、(電線の)抵抗について…