第二種電気工事士筆記試験は、
- 電気に関する基礎理論
- 配電理論及び配線設計
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用材用及び工具
- 電気工事の施工方法
- 一般用電気工作物の検査方法
- 一般用電気工作物の保安に関する法令
などを問う「一般問題」と、
- 配線図
を読み解きながら行う「配線図問題」の2つに分かれます。
それぞれの配点は、一般問題が60点(30問)、配線図問題が40点(20問)となっており、極端な話をすれば、一般問題だけでも合格は可能(理論上)です。
最近の傾向としては、一般問題は「電気に関する基礎理論」と「配電理論及び配線設計」の部分が10問程度、法令関係が問28、29、30の3問はほぼ固定で出題されます(その他の割合はあまり考えたことがないので、よくわかりません)。
配線図問題は、ここ数年は「単線図(配線を示した線)」を「複線図(実際の電線の本数や接続数など)」に書き直す問題が、ほぼ確実に5問程度出題されています。実はここの部分が結構な曲者で、過去問の通りに出るわけではありません。
なぜかと言うと、以前(平成27年度以前)は2〜3問程度の出題数しかなく、たとえ過去問の焼き直しでも、新問題として「単線図から複線図に書き換える」問題が出題されています。その分、得点を稼ぎやすかった図記号問題や写真(鑑別)問題が減っています。
この観点からも、暗記に頼るのではなく、基礎理論をしっかりと身につけてもらいたいと考えています。ちなみに、デンキペンギンはこの「単線図から複線図に書き換える」問題がとても苦手です…。
いずれ、この「単線図から複線図に書き換える」方法を解説したいと思います。ちなみに、デンキペンギンはとにかく問題を解きまくって克服しました。