デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

抵抗関係の問題攻略法1(合成抵抗を除く)

第二種電気工事士の過去問を見てみると、結構な頻度で合成抵抗以外の抵抗の問題が出題されます。電線の抵抗値が同じものを選べ、Aの電線はBの電線の何倍の抵抗があるか、電線の抵抗を求める公式はどれか、などの問題です。

今回は、抵抗の公式について解説します。

まず、公式を紹介する前に、次の量記号(公式で使うアルファベットのこと)を覚えてください。

R:抵抗

r:半径

D:直径

L:(導体の)長さ

ρ:抵抗率

上記のことを踏まえて、まずは基本の公式です。

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抵抗の公式(基本)

 

抵抗は、断面積(円の面積)が大きければ小さくなり、長くなれば大きくなるということを表しています。ですが、第二種電気工事士の試験では、この形で出てくることはありません。よく出てくるのは、

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試験で出てくる公式

です。この公式を覚えていれば、解ける問題の幅がかなり広がります

さらに、この中で特に覚えておいてほしいことは、

・2乗がつくのはDのみ

・Dは必ず分母(下側)

の2点です。この2つを同時に満たしていれば、正解が導けるという問題が過去に何回も出題されています。第二種電気工事士の問題が、過去問の焼き直しが多いということを踏まえれば、覚えておいて損はないかと思います。

この公式を使って解ける問題も、随時解説していきたいと思います。