デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

直接埋設は2パターン

電線を地面に埋めて配線をすることを地中埋設配線といいますが、この場合はケーブルのみ使用できます。地中埋設には「直接埋設」「暗きょ式」「管路式」がありますが、第二種電気工事士出題されるのは直接埋設です。他の2方式についてはかなりの大規模工事(人が余裕で入れるぐらいの穴を開けます)になるので、電気工事士以前の問題になると思います。では、この直接埋設についての規定を紹介します。

 直接埋設では、基本的にコンクリートトラフを使用します。そして、深さとしては以下のように規定されています。

  • 重量物(自動車など)の荷重を受ける場所は1.2m以上
  • 荷重を受けない場所は0.6m以上

となっています。なお、荷重を受けない場所の場合でも、ケーブルの上側には堅牢な板やとい、硬質ビニル板を施設する必要があります。当然、重量物の荷重を受ける場所の場合は、コンクリートトラフの上に蓋が必要になります。

ケーブル工事はどのような場所にもできますが、当然、防護策を講じる必要があります。他にも特殊な場所の規定もありますので、今後解説していきたいと思います。