第二種電気工事士の筆記試験では、必ず写真を使った鑑別問題があります。特に問1から問30までに出題されるものは、そもそも写真に答えが書いてあったり(参照:写真(鑑別?)問題の攻略法その2 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室)、形状が特徴的だったりします。そのため、この鑑別問題は得点源になると考えられるので、しっかり特徴とその役割を覚えましょう。
では、今回もいくつか紹介します。
まず最初にクランプメーターです。
これは、電流の測定と漏れ電流の測定に使われます。大体出題される時は、漏れ電流の測定が回答になります。
このクランプメーターの特徴は、輪になっている先端です。同じ先端が輪になっているものに圧着端子もありますが、まあ見たらわかります。
そもそも、選択肢として一緒に出題されません。
また、クランプメーターは漏れ電流の測定方法で出題されるケースが多いです。測定方法は下図のように、電線を全て輪で囲むです。
クランプメーターについては、これらをセットで覚えておいて下さい。
次は照度計です。
これは、その名の通り照明器具の明るさを測定するもので、先端の白くて丸い物体が特徴です。この部分に光センサーが入っています。また、この写真ではわかりにくいですが、目盛りのところに単位の「lx(ルクス)」が書いてあるのも特徴です。昔はこの単位が出題されました。
次は接地抵抗計です。
これも、その名の通り接地抵抗を測定するものです。特徴は、三色のケーブルに2本の杭です。また、接地抵抗計も接地抵抗の測定方法(端子の配置)が出題されます。その時の答えは下図のように、一直線にEPCの順番で間隔は10mです。
覚え方は、「いい(E)パソコン(PC)10m」です。パソコン10mって、ENIACかよ…。
今回の最後は、検電器です。
ペン型が特徴で、回路の充電(導通)をチェックすることができます。知らせ方は、音(ブザー)だったりLEDの点灯だったりです。コンセントの穴に突っ込んで使います。第二種電気工事士の免状が発行されてコンセントの取り替え作業をするときは、こいつで導通チェックをすることをお勧めします。
今回は形状が特徴的なものを紹介しましたが、まだまだたくさんあります。次回以降も引き続き紹介していきたいと思います。