デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

電気工事士筆記対策

電力と電力量と熱量の密接な関係

第二種電気工事士の筆記試験には、電力や電力量(消費電力)、熱量を計算する問題が時々出題されます。場合によっては計算が面倒ではありますが、公式自体は簡単でほかの問題にも応用が利きますので、覚えておいて損はないと思います。 まずは、電力の公式です…

抵抗関係の問題攻略法4(正しい式を選ぶ)

第二種電気工事士筆記試験では、正しい(導線)抵抗の公式を選ぶ問題も出題されます。抵抗の公式は、 denkipenguin.hateblo.jp などで何回も登場した、 これが重要です になります。この公式の中で、抵抗の公式を選ぶ問題を解答する上で重要なのは「Dの2乗」で…

電流減少係数を使った問題は、大体で良い

電流減少係数を使った許容電流値を求める問題は、ほぼ毎回、問7か問8で出題されています。2018年度下期の問8は、 「低圧屋内配線工事に使用する600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(銅導体)、導体の直径2.0㎜、3心の許容電流[A]は。ただし、周囲温度は30…

抵抗関係の問題攻略法3(同じものを探せ)

第二種電気工事士の過去問を見ていると、かなりの頻度で「抵抗値が最も近い同材質の銅導線は」と言う問題が出題されています。この問題は、公式などを覚えておく必要がなく、暗記だけでなんとかなる問題です。ここで暗記した内容は、ほぼ毎回出題される問題(…

抵抗関係の問題攻略法2(AはBの何倍か)

第二種電気工事士の過去問を見ていると、一定の頻度で次の問題が出てきます。 「A,B2本の同材質の銅線がある。Aは直径1.6㎜、長さ20m、Bは直径3.2㎜、長さ40mである。Aの抵抗はBの抵抗の何倍か」 これは、平成29年度上期の問3です。この問題の答えは2倍で…

抵抗関係の問題攻略法1(合成抵抗を除く)

第二種電気工事士の過去問を見てみると、結構な頻度で合成抵抗以外の抵抗の問題が出題されます。電線の抵抗値が同じものを選べ、Aの電線はBの電線の何倍の抵抗があるか、電線の抵抗を求める公式はどれか、などの問題です。 今回は、抵抗の公式について解説し…

銅線は太いほど抵抗が小さい

皆さんもご存知だと思いますが、電線に使われる銅にも電気抵抗が存在します。電気抵抗が0Ωの物質は、超電導状態でなければ存在しません(超伝導の条件は物質によって異なりますが、原則絶対零度下では超伝導になります、確か)。 この時、(電線の)抵抗について…

オームの法則を使った計算(平成28年度下期)

今回は、オームの法則の計算を主にした計算問題を一つ解説します。実際には、ほとんどオームの法則を使わずに解けますので、その方法をしっかり覚えて下さい。 下の図は平成28年度下期問1です。この回路において、8Ωの抵抗(中央)に直列接続されている電流計…

具体的な計算問題の解き方(平成26年度下期問2)

オームの法則と合成抵抗の公式を使って、実際に出題された問題を解いてみます。今回は、平成26年度下期の問2を例に解説していきます。一見すると複雑そうな回路に見えますが、一つずつ手順を追うと、とても簡単な計算で解けますので、安心して下さい。 平成2…

直・並列混合の合成抵抗は、どっちが優勢かで計算が決まる

直列接続の合成抵抗、並列接続の合成抵抗と解説しましたが、今回は直列・並列が混在した回路について解説します。 計算の手順は、直列と並列のどちらが優勢(メイン)かが判断基準になります。どうやって見分けるのかと言うと、野生の感です。 …ウソです。ただ…

並列の合成抵抗は「かけ算÷たし算」

並列接続の合成抵抗は、よく言われる「和分の積」です。簡単に言うと、掛け算の結果をたし算の結果で割れば良い、と言うことです。 しかし、第二種電気工事士の試験では、ある程度この公式を使わずに解ける問題が頻出されています。その方法については後ほど…

直列の合成抵抗と電圧降下

オームの法則と同じぐらい、電気工事士試験で大切なのが合成抵抗の計算です。 合成抵抗を求める問題はかなりの頻度で出題されますが、基本をしっかり押さえていれば得点源になります。何回かに分けて説明しますので、自分のペースで取り組んでください。 今…

オームの法則は簡単だ!

「オームの法則」とは、電気の基本中の基本になる理論です。基本的には、「電圧」「電流」「抵抗」の関係を表した法則です。 公式はそれぞれ 電圧V=抵抗R×電流I[V] 抵抗R=電圧V/電流I[A] 電流I=電圧V/抵抗R[Ω] となります。3つも公式が出てきますが、…

筆記試験の計算問題について

第二種電気工事士の筆記試験で、計算問題に苦手意識を持っている人もいるかと思います。基本的には「オームの法則」「直列・並列・直並列の合成抵抗」「電力量の計算」という基本的な法則を使ってできます。 ただ、これらは「覚えていれば確実」というだけで…