今回は公表問題No.9の複線図を解説します。…気がつけばもうNo.9です。これを入れてあと5題です。
この問題は、接地極付接地端子付コンセント(EET)がついているのが特徴です。ただ、これ他ついているからと言って何か特別なことをするわけではないので、気にする必要はありません。では、早速解説に入ります。
右下にあるのが、接地線を接続するものです。施工省略なので、本試験では特に接続するものはありません。接地極付接地端子付コンセント自体は普通のコンセントと同じ扱いですが、アース線(緑線)を一本接続します。それで終了です。では、いつも通り電源からの白線を接続します。
もう解説する必要はないかと思います。もし、Web検索などで直接ここに来られた方は、「複線図を描くための3つの基本 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室」や「技能試験公表問題No.1の複線図 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室」の記事を参考にして下さい。
では、電源からの黒線を接続します。
今回はコンセントがあるので、スイッチとコンセントにそれぞれ接続します。そして、スイッチから各機器へ接続します。
「イ」のスイッチはランプレセプタクルと引っ掛けシーリング丸型に接続します。
次に接地極付接地端子付コンセントとアース線、右上のダブルコンセント(施工省略)を接続します。
本試験では、接地極付接地端子付コンセントからは緑色の尻尾が出ているよう見えます。ちなみに、接地極付接地端子付コンセントにはアース線を接続する端子がちゃんと用意されています。
最後に、電線の色を書き加えて完成です。
特に難しい内容はないかと思いますが、油断は禁物です。しっかり見直すなどをして下さい。
この回路は正解はこれしかありませんが、公表問題No.10については正解パターンがいくつもあります。次回はそこを中心に解説していきたいと思います。