今回は技能試験公表問題No.12の解説をします。この問題は、全13題中唯一PF管が出題される問題です。
PF管がある以外はとてもオーソドックスな回路となっていますので、油断しなければ大丈夫です。では、解説に入ります。
アウトレットボックスがありますが、今回は一辺から複数本ケーブルが出ていないので位置関係を特に気にする必要はないかと思います。
では、スイッチ以外の機器に電源からの白線を接続します。
電源からの白線から描くのは鉄則です。詳しくは複線図を描くための3つの基本 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室をご参照ください。
では、電源からの黒線を接続します。
電源からの黒線はスイッチとコンセントに接続します。この時、スイッチ「ロ」からコンセントに渡り線で接続していますが、コンセントから渡り線でスイッチ「ロ」に接続してもOKです。では、スイッチから各機器へ接続をします。
特に説明をすることはないですが、スイッチの記号と機器の記号を間違えないようにしましょう。では、電線の色を書き加えて完成です。
青字になっている部分は、線の色を問わない部分です。と言っても、選択肢は黒と赤しかありませんが。また、スイッチ「ロ」とコンセントのところは「PF管」となっていますので、本試験では忘れないようにしましょう。
この回路の肝は、No.11と同様にアウトレットボックスと電線管の接続だと思います。実際に練習をしてみて、感覚を掴んでください。