今回は公表問題No.7です。この問題は、技能試験で唯一4路スイッチが出題される問題です。ただ、回路的には難しくありませんので、基本さえしっかり押さえていれば大丈夫です。
4路スイッチは必ず3路スイッチとセットで使われます。なので、「技能試験公表問題No.6の複線図 - デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室」で3路スイッチの接続方法を押さえて下さい。
では、いつもの配置図から描いていきましょう。
今回はアウトレットボックスが登場します。VVF用ジョイントボックスは本試験では省略されますが、こいつは省略されません。なので、こいつの中で接続する必要がありますが、意外と中が狭いのでやりにくいです。
では、電源からの白線を描きます。
いつもの通り、スイッチ以外のすべての機器に接続します。では、次に電源からの黒線及び3路スイッチに機器を接続します。
電源から近い側に電源からの黒線、機器から近い側に機器をそれぞれ接続します。そして、最後に3路スイッチと4路スイッチを接続します。
この時、スイッチの接続としては、左から「3−1−2−3」と「1−3−4−1」と言う風に接続します。と言うのが分かりにくい場合は、「上同士」と「下同士」で接続すると覚えて下さい。
最後に、線の色を書き込んで完成です。
青字になっている箇所は、線の色は問わない部分です。
この回路において、一番厄介なのは3路4路スイッチではなく接続箇所の多さです。これに加え、アウトレットボックス内で接続すると言うさらにやりにくい要素が加わるため、思った以上に時間がかかってしまう可能性があります。デンキペンギンは、このアウトレットボックスが天敵です。
経済的な問題もあるかとは思いますが、できるだけ実技の練習をした方が良いかと思いますので、いろいろと工夫をされてみて下さい。
ちなみに、線だけのセットもあるようですので、追加で練習する場合はいいかもしれません。
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