デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

木造建築物には金属系は使えない

配線図問題(問31〜50)の中には、図面の中で使用されない工具や機器を答える問題があります。この時、重要になるのは図面から多くの情報を読み取る力になります。また、配線図問題の最初のページには図面の条件が書いてあります。ここもしっかり読んで理解しなければ、思わぬのところで引っかかってしまいます。

今回は、配線図問題を多少でも簡単にできるようになるポイントをデンキペンギンなりにまとめたものを紹介します。

 まず最初はタイトルにもありますが、木造建築物に金属系は使えないと言うことです。具体的にあげると、

  • 金属管工事(薄綱、厚鋼、ネジなし)
  • 第二種金属製可とう電線管
  • 金属製スイッチボックス(露出型、埋込型)

などになります。写真は見た目があからさまに金属なので、すぐ区別ができると思います。条件に「木造」と書いてあったら、金属系の電線管やスイッチボックス、それに付随するもの(ボックスコネクタやカップリング)も使えないと思って下さい。

次はスイッチ系です。

スイッチのパイロットランプやパイロットランプ付きのスイッチは、場所によって意味合いが変わってきます。

まずは、お風呂やトイレの換気扇のスイッチです。換気扇は稼働しているか否かが分かりにくいので、パイロットランプでその状況を確認できるととても便利です。なので、基本的に換気扇につながっているスイッチやパイロットランプは基本的に「確認表示灯(スイッチをONにすると点灯)」となります。スイッチに内蔵されている場合は、スイッチの記号の右下に「L」が書いてあります。

次は、廊下や階段のスイッチです。これらの場合は、暗いところで自己主張(光る)してくれるととても便利です。この時のスイッチやパイロットランプは「位置表示灯(スイッチがOFFの時点灯)」になります。スイッチに内蔵されている場合は、スイッチの記号の右下に「H」が書いてあります。Hは蛍(Hotaru)のHです、知らんけど。

このように、ある程度使われているものを絞ることができるます。これ以外にもありますが、またいつかの機会に紹介したいと思います。