デンキペンギンの第二種電気工事士対策教室

第二種電気工事士試験について、少しでも役に立つ情報を発信します。

合格点に関する考え方

ご存知だと思いますが、第二種電気工事士に限らず、大体の資格試験は60%以上の正解率(60点以上)の点数で合格です。大学とかの試験と違い、この基準さえクリアすれば誰でも合格できるわけです。

第二種電気工事士筆記試験は、全50問で100点、各2点となるわけです。しかも、どんなに簡単な問題でも、難しい問題新問題でも同じ2点です。

さらに言うと、合格点が60点を超える点数(62点以上)になることはありません

単純に筆記試験だけで考えれば、50問中30問正解すれば実技試験に進める、と言うことです。つまり、20問は不正解でも大丈夫と言うことです。

 

こう考えると、結構気が楽になりませんか?もちろん、満点を目指して努力するに越したことはありませんが、それは時間や得意不得意の兼ね合いだと思います。

ただ、気をつけてもらいたいのは実技試験です。以前は軽欠陥と重大欠陥に分かれており、軽欠陥であれば3つまで大丈夫(重大欠陥は一発アウト)でしたが、平成29年度以降はその区別がなく、全て重大欠陥として扱われるようになりました。

筆記試験は20問外してもセーフなのに、実技試験は失敗が許されない。この観点だけで言えば、第二種電気工事士の筆記試験は優しいのではないかといえます。裏を返せば、重大な事故などに繋がる実技(技能)については確かなものにして欲しい、と言うことだと思います。