写真問題は特徴をしっかり覚えていれば非常に簡単ですが、中には紛らわしいものもあります。しっかりと写真を見れば大丈夫ですが、中には早とちりして間違ったものを選ぶ場合があります。今回は、紛らわしいものをいくつか紹介しますので、参考にして下さい。
まず最初は、漏電遮断器と配線用遮断器です。
上の写真は、一般的な配線用遮断器でホームセンターなんかにも普通に売られていると思います。また、配線用遮断器は次の写真のようなものも出題されます。
ゴツいですが、これも配線用遮断器です。実を言うと、こいつが紛らわしいやつの筆頭格です。下のよく出題される漏電遮断器の写真と比べて下さい。
形状がよく似ています。決定的な違いは、写真右側にボタンがあるかないかです。また、漏電遮断器は次の形状のものも出題されます。
やっぱりこれも、右側にボタンがあります。つまり、ボタンの有無が配線用遮断器と漏電遮断器を見分けるポイントです。
次は圧着ペンチです。一見すると難しくないですが、早とちりポイントがあります。
まずは、実技試験でも使用する圧着ペンチです。こいつは黄色のグリップで、リングスリーブE形専用です。
こいつ専用です。次に、この圧着スリーブのそっくりさんを紹介します。
名前は圧着ペンチですが、赤色グリップで、圧着端子専用です。実技試験では使用しません。
圧着端子はこいつらです。
圧着ペンチは、グリップの色によって圧着するものが変わります。赤色の方が圧着効率が3倍良いわけでもないし、色が好みだからといってこちらの圧着ペンチでリングスリーブを圧着しないでください。
圧着ペンチは黄色がリングスリーブ、赤色が圧着端子と覚えましょう。
あとは、あまり似ていないですが日常ではあまり縁のないパイプカッターとパイプレンチです。
これはパイプカッターです。先端に円形の刃がついています。
次はパイプレンチです。
パイプを挟む部分がありますが、色が色なだけに刃に見えます。しかし、パイプカッターと違ってグリップ(?)が太くなっています。レンチ系はネジを締めるものですので、グリップが細かったらキツく締めれませんよね。
写真問題は、写真と問題文をよく読む必要があります。試験時間はたっぷりありますので、問題文を熟読し、写真をしっかりと見て答えて下さい。